清朝の皇帝たちと紫禁城 紫禁城は明の永楽帝の時に造営されたが、その後火災や明末の動乱で荒廃したものを、清の順治帝が入城して以来の歴代の清朝皇帝によって再建された姿が現在見ることが出来る。1644年、順治帝が紫禁城に入城したときはわずか6歳であったので、実権は叔父のドルゴンであった。ドルゴンは紫禁城を修築するにあたり、国家的儀式の場である奉天殿、華蓋殿、謹身殿を太和殿、中和殿、保和殿に改め、その正面に掲げた殿額の従来の漢字の左、すなわち上位に「ワラビ字」と俗称される満州文字を並べ、紫禁城の主人が誰であるかを雄弁に語らせた。